ペガスス座

 

 Pegasus。「秋の星座」を代表する大きな星座です。一等星はありませんが、水色で表示した胴体を形作る4つの星は「秋の大四辺形」と呼ばれ、近接する秋の星座を見つけるための目印になります。
 英語読みの「ペガサス」が使われることの方が圧倒的に多いのですが、日本語での正式な星座名はラテン語読みの「ペガスス」です。
 「鼻先」にあたる ε Peg_Enif(エニフ)の先には球状星団 M15 があります。「前足」η と π の中間やや北側には NGC7331 という比較的明るい渦巻銀河もあるのですが、観測するには天体望遠鏡が必要です。
 「後ろ足」のように見える部分はアンドロメダ座で、かつて「δ Peg」といわれていたこともある大四辺形の一角 Alpheratz(アルフェラッツ)は、現在は α And でアンドロメダ姫の「頭」とされています。なので、現在のペガスス座には δ 星がありません。

 

 

 M15 付近

Tokiomi