とも座の二重星団

 

 「46 と聞くと萌えてしまう方にオススメ!」 と書きたかったのですが、正直なところ、それほどではありません。一等星の中でもダントツに明るい α CMa_Sirius とその西側 β CMa_Mirzam を結ぶラインを東に延長した先に、「冬の天の川」 を背景に輝く 「とも座の二重星団」 があります。中央左の淡くて暗い方が M46、中央右の明るく星数が少ない方が M47 です。並んで見えますが、M46 までは 4,500 光年、M47 までは 1,600 光年です。約3倍の距離の違いが、明るさの違いに出ていることになります。
 ペルセウス座の二重星団 NGC869 + 884( h + x Per )と区別するため、「南天の二重星団」 とか 「冬の二重星団」 とか呼ばれてもいます。
 「二つの二重星団が似ている」 と書いているサイトが複数ありますが、ペルセウス座の方は明るさと大きさばかりか距離も同じような散開星団が並んでいますが、とも座の方はタイプが異なる散開星団が並んで見えているだけなので、私としては「似ていない」と思っています。

 

 NGC869 + 884(ペルセウス座)

 

 左上は M48

 

 

Tokiomi