黄道十二星座のトップに位置するので有名なのですが、星座としてはとても地味です。
α-β-γ-δ の順に4つの星を「レ」を横にした形につなぐのが一般的な「アリエス」です。
α Ari_Hamal 二等星。
β Ari_Sheratan 三等星。
γ Ari_Mesarthim 四等星。
δ Ari_Botein 五等星。
なので、四等星までしか表示しない星図や星座早見では、α-β-γ と3つの星をつないだだけのケースもあります。
日本ではこの星座の配列にほとんど関係しないのですが、英語圏では比較的よく使われるので おひつじ座 39 番星 Lilli Borea(北のユリ)と 41 番星 Bharani も表示しておきました。
地球の歳差運動により、現在は赤経0度、赤緯0度の春分点は隣のうお座にあるわけですが、古代バビロニア王国の時代( the 18th century B.C. )にはおひつじ座にあり、長い間、暦との関係で新年のはじまりを告げる星座として重要視されていました。もっとも、当時は「羊」ではなくて「日雇いの農夫」を意味する星座だったようです。
二十八宿で言うと「婁」、和名だと「たたら星」です。
実測の場合は「秋の星座」に分類されるおひつじ座を、何故、このタイミングで採り上げたのかというと、右手の指先で「アリエス」を作る●●●●を見てしまったからです! なので、深い意味はありません。ごく浅い意味だけ、です。
左から、オリオン座、おうし座、おひつじ座(右下)、さんかく座
左から、ぎょしゃ座、おうし座、おひつじ座(右上)
Tokiomi