シジミチョウ科とされていますが、他のシジミチョウと相違する点が多いためウラギンシジミ科として別扱いされることもあります。顔つきはベニシジミやルリシジミに近いのですが、モンシロチョウよりも少し小さい程度の大きさなので、「シジミチョウ」と呼ぶことがためらわれるサイズなのは確かです。翅に対して脚部が短いので、風が強めのときは翅を閉じたままで横転していることがあります。
名称は、外見のとおり、翅裏の色からきています。表が濃い茶色地に朱色の紋なので、この個体はオスです。メスは水色の紋です。
「普通に見られる」と記述されていることが多い蝶なのですが、一度も姿を見ない年もあります。暖地性の蝶で、成虫で越冬するようなので、長野市周辺の環境は好ましくないのかもしれません。
Tokiomi