明らかに黄色でもシロチョウ科です。
モンキチョウよりも少し小さいのですが、成虫で越冬するので11月でも飛んでいる姿を見かけます。
三才区は本州にありますので、現在の分類によれば「キタキチョウ」になります。
かつて、黄色い蝶は「凶事の前兆」とされていました。
「きちょう」に「貴重」ではなく「凶」と「兆」を見いだしていたわけです。「吉野山(よしのやま)」に「死の山」を見いだした西行の感性と近いのかもしれません。
信長が「帰蝶」という名前を嫌ったので濃姫と呼ばれるようになったというお話もあります。濃姫、読み方を変えれば「恋姫」ですから、出来すぎとはいえ、おもしろいです。
ただ、キチョウはもちろんのこと、モンキチョウやキアゲハなど黄色い蝶は数が多く、しかもよく目立つので、春から秋は凶事ばかりになってしまいそうで少なからず都合が悪いですよね。
Tokiomi